自作CNCフライス盤改造
2013年2月12日
自作CNCフライス盤を改造しました。
こちらは改造前の写真です。 テーブルが平板になっています。 実はこれで完成とは言えません。 ワークを固定するタップ穴の加工ができていないのです。 そのタップ穴加工ですが相当たくさん明ける必要があり、単純な作業で楽しくないのでなかなかできません。 あきらめてテーブル部分を改造する事にしました。 |
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テーブルをこのアルミフレームに取り替える改造をします。 | |
X軸フレームを一旦外してY軸を上下裏返しにしました。 Y軸のシャフトは全軸支持型のスライドシャフト(φ16 L=500)です。両端支持型よりたわみ難いという長所があります。 送りねじは16mmのボールねじです。 |
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アルミフレームを上からかぶせました。 テーブルをアルミフレームにした事で下記の長所が期待できます。 1.アルミフレームがTスロット構造になっているので材料の固定がし易い。 2.テーブルを外すだけでY軸のスライド機構のメンテができる。以前の構造ではスライド機構のプレートを裏返す必要があった。 3.スライドシャフトの負荷が下方向になって安定する。以前はX軸フレームがぶら下がった構造だった。 |
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横から覗いて見ましょう。 Y軸のスライド機構が見えます。 隙間は十分ありますのでテーブルの高さを20mmほど下げれそうです。 改造後は下記の短所が生じます。 1.テーブルの剛性が低くなる。 2.切削時の騒音が強くなるかも知れない。 3.Y軸スライド機構部に切粉等のゴミが溜まり易い。 以上の短所が考えられますが平板にタップ穴を明けるのが面倒なのでしばらくこの形で使う事にします。 |
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せっかくですので他の軸のスライド機構を再度載せます。 こちらはX軸のスライド機構。 プレートを1枚外して後ろ側から見ています。 スライドシャフトはφ12(L=400)です。 X軸の送りねじは予算の関係で12mmの台形ねじです。 |
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こちらはZ軸のスライド機構。 スライドシャフトはφ12(L=200)です。 送りねじは10mmのボールねじです。 |
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これはスピンドル部。 ラジコンのブラシレスモーターを利用しています。 軸は大昭和精機のφ20のベビーチャックでコレット交換可能です。 現在取り付けているコレットの適合シャンクサイズはφ6です。 コレット交換によりシャンクサイズはφ10まで対応できます。 ただしそんなに太くするとモーターのトルクが不足するでしょう。 |
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正面から見た概観です。 以前よりいくらかかっこよく見えます。 (自己満足です) |