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ボールネジ No.3

2013年3月16日

   
Z軸ユニットがボールネジサポートユニットにぶつからないようかわすため軸の中心を後方に移動しました。穴は明け直しになりました。見苦しいですが台形ネジの時の穴が残っています。軸を固定しているナットが一緒に回るので中心にはφ25の穴を明ける必要がありますが ロータリーテーブルに載せて回転させる事は無理なので25×25の角穴にしました。

後で気がついたのですが送りネジのセンタを移動せずにスライドシャフトのセンターを移動すべきでした。
その方が加工が楽でしたし見た目も良かったのではないかと思います。
ステッピングモーターとボールネジを連結するカップリングが必要です。
これはY軸に使っているカップリングです。
これを真似てX軸用のカップリングを自作しました。
アルミ丸棒を30mmに切った後、旋盤を使って中心に下穴を明けました。

青く見えるのはアルミ缶から切取ったアルミ板です。
材料の表面にキズをつけないために使いました。
フライス盤の上に固定した4爪チャックにアルミ丸棒を固定して、
凸の形になるよう削りました。
両端共同じように凸加工をした後、チップソーで半分に切断しました。
旋盤に取付けて中心の穴を軸の太さまで広げました。
セツトスクリー用にM3のタップ加工をして完成しました。
スペーサはとりあえずY軸用を利用しています。
後日にジュラコンで作る予定です。
完成したカップリングを取付けて見ました。
前から見た概観はほとんど変わりません。
X軸送りネジの太さとピッチが変わっている事と色がピカピカになりました。
斜め左から見るとボールネジのサポートユニット(黒い部分)が見えます。
X軸を動かして見ました。(動画)
速度は4200mm/minです。
以前の2倍以上速くなっています。
十分過ぎる速さです。
最高速度に挑戦して見ました。(動画)
10000mm/minで動きました。
しかし一度脱調しています。
8000mm/min程度が限界かなと思います。

X軸をボールネジ化した事でバックラッシュが軽減し、動作速度も向上しました。
X軸の動作速度はY軸とのバランスが良くなりました。
Y軸の送りネジのピッチは8mmです。

この速さで切削することはないですが主軸を移動する時の無駄時間が縮小し全体の時間が短縮できます。


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