ステアリングチラーの製作

2017/03/18


コックピット仲間の友人がステアリングチラーのハンドルを購入しました。

そのハンドルを取り付ける回転機構の部分を製作しました。

ここではステアリングチラの部品を3Dプリンターで印刷して製作した様子をご紹介します。

実はこのステアリングチラー回転機構の製作がきっかけでスロットルクオドラントを作る事になったのです。

ステアリングチラーの回転機構と同じ構造でスロットルレバーが作れる事に気が付いたのです。

 
軸受です。

高速回転ではないのでベアリングは付けていません。
ギヤー

歯数・・・30:15

主軸の回転角度を可変抵抗に伝えるのに使います。
ストッパー

90度用

可変抵抗の回転角度が許容範囲内にするためのものです。
ブッシュ

ハンドルの穴のサイズに合わせるのに使います。
可変抵抗にブラケットとギヤーを付けました。
このように組み立てました。

ストッパーは120度用を付けています。
真上から見た様子
 回してみました。

手を放した時、重さでハンドルが回転しないように回転に抵抗を発生させています。

シャフトの末端(手前)に付いているナイロンナットとスプリングワッシャーがその機能を持っています。
 
ステアリングチラーについて間違っていた点に気づきました。

チラーの回転範囲は90度または120度ではなくて180度である。

チラーハンドルはスプリングでセンターに戻す必要がある。

これらの点を修正するため新しい部品を印刷しました。
ギヤー再印刷

歯数・・・27:18
  スプリングフック 
   ストッパー

180度用
   可変抵抗ブラケット

ギヤーが当たる部分を逃がしました。
   修正したパーツで再度組み立ててコックピット(友人宅)に取付けました。


スプリングの代わりに輪ゴムを使いました。
   手を放すとハンドルはセンターに戻ります。
 可変抵抗はジョイスティックコントローラーBU0836を利用してPCと接続しました。

FSUIPCで設定したらうまく動きました。

友人いわく、

「今までタクシングがうまくできなかったがステアリングチラーのおかげでできるようになった。」

との事。

大成功!


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