プロクソンXYテーブルを利用したCNCルーター

POM円柱上に切削


2018年10月7日


POMを円柱状に切削します。
旋盤があれば良いのですが旋盤は売却してありません。
写真のような冶具を作りました。
中央の白い角棒が切削するPOMです。
その両側の黄色はPOMを回転させるため軸にする部品です。
左の緑と右の白はベアリングホルダーです。
POMに2本の線が見えます。
この線から線の間をφ10mmにしたいのです。
CNCフライス盤を手動操作で切削します。
切削中の様子(動画)

材料を手で回しながら切削しました。
切削できました。

しかし、失敗です。

φ10mmの所、φ9mmになってしまいました。

初歩的ミスです。

直径が半径の2倍である事を忘れて削り過ぎたのです。

でもこの方法で何とか円柱状の切削はできる事が分かりました。
Z軸とXYテーブルを取付けました。
CNCフライス盤らしくなりましたね。

Z軸は以前製作したCNCフライス盤の流用です。

スタンドが木製なので剛性が不足するかもしれませんがPOM等の樹脂の切削なら多分問題ないと思います。
Z軸の動作テスト(動画)

可動範囲は120mmです。

XYテーブルと比較してZ軸は豪華な作りです。
12mmのガイドロッド、長さ70mmのリニアブッシュ、10mmのボールネジ(サポートユニット付き)でできています。
バックラッシュは小さく精度は十分なはずです。

スピンドル回転テスト(動画)

スピンドルモーターはラジコン用のブラシレスモーターです。
スピード調節はラジコン用のサーボテスターです。

スピンドルシャフトの軸受けはアルミブロックを切削したものです。
ミスミにオーダーして手に入れました。
ベアリングはスラストベアリングを用いたいところですが通常の内径20mmのラジアルベアリングです。
上と下の両側に付いています。
ベアリングの抜け止めに上はセットカラー、下はシャフトクランプを使用しています。
セットカラーとシャフトクランプは似たようなものでシャフトクランプの方が大きくて頑丈にできています。
切削時にシャフトが移動しないよう下にシャフトクランプを付けました。

電源はパソコン用の電源の12Vの出力を使っています。

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