旋盤自作

Rotary Axis (2)


2018年12月1日


この図は1.5ケ月前に描いたRotary Axisの3D図です。
現物を作りました。
使い残しのアルミ板(厚さ15mm)を使いました。
 
 
 
写真のような旋盤風の物を作りました。

これはベルトサンダーのプーリーを作るために作った冶具です。

チャックに取り付けている棒はM8の長ネジです。

そのままプーリーのシャフトになります。

この冶具と横CNCルーターを利用して直径約50mmX長さ120mmのプーリーを作ろうと思っています。

プーリーの材料は合板です。

厚さ12mmの合板を10枚重ねて作ります。

ベルトサンダーのプーリーは中央を膨らませて和太鼓状にする必要があるらしいです。

CNCルーターで削れば手間なく正確に作れるのではないかと考えています。
横CNCルーターにセットしました。
プーリーの長さは120mmです。

一方横CNCルーターのX軸移動距離は200mmなので余裕は十分です。

Y軸は一度セットしたら動かさないのでロータリー軸はY軸の制御信号で制御する予定です。
CNCルーターの左側面にCNCシールドとRotary Axis用のTB6600ステッピングモータードライバを取り付けました。
CNCシールドからTB6600への配線はA4988ドライバ用端子を使って接続しました。
接続したのは下記の3本です。

1.DIR
2.STEP
3.GND

この3本だけでステッピングモーターを制御できます。
TB6600のその他の接続は下記の通りです。

1.+12V電源
2.+12VGND
3.ステッピングモーター(4本)

一発で動きました。
DIPスイッチでマイクロステップの設定ができます。
A4988の場合と同じ16に設定しました。
大きいステッピングモーターでもTB6600を使えば簡単にしかも安価にドライブできる事が分かりました。
Rotary Axisを回してみました。(動画)

モーターが大きいので音も大きいです。

力強く回転しました。
テスト用のGCODEファイルを作って動作させてみました。(動画)

ルーターのビットを1mm進めた後、材料を1回転させ切削します。
ビットを退避してX軸を10mm移動して同じ動作を繰り返します。
X軸が50mmの位置での切削が済んだらX軸を0に戻します。
これを3回繰り返します。

円柱状の材料が50mmの幅で半径を3mm切削した事になります。
普通の旋盤のように連続した切削もできます。(動画)

もちろんGCODE次第で中央が膨らんだ和太鼓状の切削もできます。

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