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オープンリールデッキ

修理調整用計測器

2014年3月28日


オープンデッキの修理調整のため、中古測定器をオークションで買いました。

中古なので汚れていて汚かったですが掃除してきれいにしました。
リーダー電子のLAG-120A オーディオシグナルジェネレーターです。
録音時の音源として使用します。
低い歪率が要求されます。

出力波形 サイン波、矩形波

出力周波数 10Hz〜1MHz

出力電圧 3Vrms(サイン波)

出力インピーダンス 600オーム

アッテネーター 0〜-50dB

歪率 0.05%以下(1KHz)

送料込みで9300円でした。
リーダー電子のLMV-186A ミリボルトメーターです。
1つのメーターに2つの指針がついていて2チャンネルステレオの電圧レベルを同時に計測できます。
dBVとdBmの目盛りも付いています。

0dBV・・・1V
0dBm・・・0.775V

測定レンジ・・・1mV〜300V
周波数範囲・・・5Hz〜500KHz

送料込みで11,135円でした。
(定価82,425円)
アドバンテストのデジタルマルチメーターR6441Bです。

高精度なデジタルテスターのようなものです。
交流、直流の電圧、電流が測定できます。
抵抗値も測定できます。

送料込みで4600円でした。

動作保証なしの品でしたが壊れていませんでした。
デジタルマルチメーターと言えば電圧、電流、抵抗を計る計測器です。
R6441Bは特別に周波数計測機能を持ったモデルです。
写真はオーディオジェネレーターから1KHzの信号を入力した場合の周波数の表示です。
数値が一致していますので両測定器は正常と思われます。
この機能のおかげで別に周波数カウンターを揃える必要がなくなりました。

中古の測定器は長期間校正されていません。
今後も校正に出すという事も費用的に困難です。
そのような測定器の計測値が信用できるかという問題があります。
同じ信号を異なる測定器で計測して数値が一致すれば計測値は正しいと判断できます。
3つの測定器を接続して動作を確認して見ました。

オーディオジェネレーターから3KHzを出力

デジタルマルチメーターは2.39Vを示しました。
ミリボルトメーターは2.38Vを示しました。

デジタルマルチメーターとミリボルトメーターの指示がほぼ一致していましたので両方の測定器は正常のようです。
こちらはKENWOODのCS-5165オシロスコープです。
再生信号の波形や左右チャンネルの位相ずれを見るのに使います。
60MHzまで見れて遅延掃引も付いている高級タイプです。
観測可能な上限周波数としては決して高くありませんがオーディオ信号を観測するには十分です。
定価はたぶん20万円近くしたはずですが年数が経過して古なったものなので安く買えました。
送料込みで8000円でした。
動作保証なしの品でしたが動かしてみましたらちゃんと動きました。

写真は遅延掃引をかけて波形の立ち上がりの様子を拡大して観測しているところです。
正常に動作しています。
実はオシロスコープを買ったのは今回が2台目です。
1台目は30年以上前に購入しました。
TRIOのCS-1577です。
30MHzまで見えるタイプです。
遅延掃引は付いていません。
購入の目的は主にテレビの信号を見るためだったと思います。
今回買ったものより安いタイプで製造時期も古いです。
それでも確か10万円程したと思います。
今は壊れていて波形が出ません。
あまり使わなかったので汚れやキズは少ないです。
暇があったらどこが悪いのか調べて見ようかなと思います。

メーカーのTRIOというのはアマチュア無線の機器でなじみのあるメーカーでKENWOODの前の社名です。
意識した訳ではありませんが結果的に同じメーカーのものを買ったという事ですね。
KENWOODのオシロスコープ部門はKENWOOD本体から分離して2006年12月に社名がTEXIO(テクシオ)になりました。
KENWOOD本体はJVCと合併してJVC ケンウッドになっています。
こちらは目黒電波のMAK-6571 歪率計です。
再生信号の歪率の測定に使います。

400Hzと1000Hzの2ポイントで歪率が測定できます。

20Hz〜100Kzまでの交流電圧も測定可能です。
計測範囲は1mV〜100V rms

送料込みで9000円でした。
オーディオジェネレーターの出力の歪率を計ってみました。
再生信号の歪率として0.1%程度を測りますのでそれより低い必要があります。
まず400Hzでは0.025%でした。
1KHzでは0.02%以下でした。

オーディオ用ジェネレーターなので歪は小さいです。

これならテープデッキの録音・再生時の歪率測定に使えそうです。
こちらはリーダー電子のLAT-45オーディオ用アッテネーターです。
LINE入力;レベルの調整に使用します。
10dB毎,1dB毎,0.1dB毎の切り替えつまみが付いています。
キズや汚れの少ないきれいなものでした。
送料込みで3500円でした。
中を開けて見たらこんなでした。
3個のロータリースイッチそれぞれに抵抗がいっぱい付いていました。

これ、自動的に組み立てるには難しい構造なのでたぶん手作りだと思います。
定価は数万円したのではないかと思います。


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