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オープンリールデッキ

TEAC X-10R 4号機

2014年3月12日

TEAC X-10R の4号機を入手しました。
ジャンク品です。
概観に目立ったキズはなく比較的きれいです。
キャプスタンが回転しませんでした。

キャプスタンベルトが溶解していました。
アルコールでふき取ってきれいにしました。


キャプスタンは回転するようになりましたがピンチローラーが動きません。

ベルト交換だけで直ったら面白くありません。
勉強のためにはどこが悪いか分からない方がいいんです。
そういう意味で4号機はいい勉強材料になりそうです。

機械の修理はパズルを解くようなもので原因を突き止めて直った時はパズルが解けた時と同じような達成感や満足感があると思います。
その達成感、満足感を得るために一生懸命修理をします。

数をこなせばいずれは症状を見るだけでどこが悪いか直ぐに分かるようになると思います。
1年も続ければいい線まで行けそうに思います。

ピンチローラーが上下に動かないのでフロントパネルを外しました。
ヘッド周辺部分を前に出しました。
ピンチローラーをソレノイドで引っ張る構造のようですが硬くて動きが悪いです。
グリスが硬化したのでしょうか。
油を差してひたすら手で動かしていたらなんとかスムーズに動くようになりました。
) ヘッド周辺部分を元に戻して再生テストをしました。

とりあえずは再生できるようにはなりました。
調整箇所を示す絵がリヤカバー内部に貼ってありました。
サービスマニュアルにも同じような図がありました。
この図を手がかりにアンプ回路のチェックと調整ができそうです。
こちらはレベルダイアグラムです。
上のブロック図が再生用。
下のブロック図が録音用です。
各部のレベル値です。
上が再生用。
下が録音用です。


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