プロクソンXYテーブルを利用したCNCルーター

送りねじの取付け


2018年9月30日


元のハンドル部分(写真はWebページから引用)

目盛り付きのハンドルは軸についているだけで本体には固定されていません。
ハンドル1回転でテーブルは2mm移動します。
ハンドルにバーニヤ機構はついていません。
目盛り板はハンドルと一緒に回ります。
0.25mm刻みの目盛り線が付いています。
ハンドルを手で固定して目盛り板のみ回転させることができてゼロ位置を設定できます。
裏側(写真はWebページから引用)

スラスト方向の固定の方法は写真のようなセットカラーです。
ハンドル側がどうなっているか分かりませんが多分セットカラーが埋め込まれた樹脂部品と思います。
ベアリングなどは付いていないと思います。

この通り、送りネジの穴(10mm)があるだけで目盛り板を固定する穴はないです。

この穴が送りねじのスラスト方向の支持部分になります。

ステッピングモーターを取り付けるとしたらこの面にタップ穴が必要です。
送りネジのナットホルダーを印刷しました。

強度的には金属製にすべきですが動作確認という事で樹脂で作りました。 
ナットを埋め込みました。
ナットを挟んで固定しました。
X軸に取り付けました。

テスト用に手で回すハンドルを付けました。
X軸をスライドさせてみました。

送りネジがグラグラなのは下記の理由と思われます。

1.ナットホルダーを穴に挿しただけで固定していない。

(ナットの元の形がどんな形なのか分からない。)

2.M8の寸切りネジに対して軸受け部分に10mmの穴が開いている。

(軸受け部分がどうなっていたのかわからない。)

両方の対策が必要と思われます。
Y軸の送りネジ用ナットはこの位置に取り付けます。

高さが高くて入りませんでした。 
ジブを抜いたら入りました。
本来、四角の窓を通過させなければならないのですがナットホルダーが大きくて通過できません。
ナットホルダーを小さくしましたらプラスマイナス70mm動くようになりました。
XとYのハンドルを付けた状態の全体の様子です。
ネット上で探したらナットの写真がありました。
「工作オヤジ」さんのブログから拝借いたしました。
真鍮製のようです。

4角の小さなネジ穴は工作オヤジさんが追加工した穴です。
元々この穴はありません。

正面を向いている大きな穴は送りネジのナット穴です。
送りネジは10mmの台形ネジです。

左側の丸い突き出し部分は本体の穴に挿す部分です。
直径10mmです。

中心にタップ穴が見えます。
差し込んでいるだけでは抜けてしまうのでやはりネジで固定するようになっているようです。
奥のナットがX軸用で手前のナットがY軸用です。

(この画像はYouTubeで
Zerohito_HILEN
さんの動画から引用させていただきました。)
写真のような部品を作ってナットホルダーを裏側から引っ張るように固定しました。

溝の中に見えている黄色の丸はナットホルダーです。

これでぐらつきは小さくなりました。

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